『ダイ・ハード3』(Die Hard: With a Vengeance)は1995年のアメリカ映画で、『ダイ・ハード』シリーズの3作目である。アクション映画。
【概要】
原題の「ウィズ・ア・ヴェンジェンス」は「猛烈に」という意味だが、「ヴェンジェンス」のみだと「復讐」という意味になり、作品を観ると両方の意味が隠されている事が分かる。
引き続きブルース・ウィリスが刑事ジョン・マックレーン(マクレーンとも翻訳される)を演じた。監督は第1作と同じジョン・マクティアナンである。第1作『ダイ・ハード』では高層ビル、第2作『ダイ・ハード2』では空港と限られた場所を舞台にしていたが、この第3作ではニューヨーク全体が舞台で、街中を駆け回る内容になっている。特にセントラルパーク内をタクシーで走り回るシーンは圧巻である。又、主人公と一緒に行動する相棒がいる、犯人に脅迫されて行動する、舞台が昼、前2作が冬であったのに対し今作は真夏である事、従ってエンディングも「レット・イット・スノウ」ではないなど、シリーズの中では新しい面を見せた作品でもある。
脚本はジョナサン・ヘンスレーの書いた『サイモン曰く』(Simon says)というオリジナルのシナリオを、『ダイ・ハード』用に書き変える事で作られた。当初は船を舞台にする予定だったが、スティーヴン・セガール主演の映画『沈黙の戦艦』が公開されたため、この脚本が採用された。予定を大幅に外れたが、後半では船の中へ乗り込み、戦いを繰り広げたりしている。
前2作ではそれぞれに原作となる小説が存在していたが、本作は映画の為に用意されたオリジナルストーリーである。ノベライゼーションでは映画と異なる結末(サイモンはマクレーンとゼウス、そして警察をものの見事にやり込めて逃げおおせるが、後日逃亡先まで追いかけてきたマクレーンに「サイモン曰く」ゲームを仕掛けられ……という展開)が描かれていたが、DVD「アルティメットエディション」において、このノベライゼーション版の結末も撮影されていた事が明らかとなっている。なおノベライゼーションにおいても、サイモンの行方を捜す手がかりとなる品物は映画と同一。そこから考えるとノベライゼーションは決定稿以前の脚本を元に執筆されたか、ノベライゼーションならではの要素=一種のファンサービスとしてラストのみを変更する形にしたと考えられる。
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